Alsina&Sarda/Cava Blanc de Blancs (アルシーナ&サルダ/カヴァ ブラン・ド・ブラン)

オススメ度:3/5

生産者: Alsina&Sarda

ワイン名: Cava Blanc de Blancs

タイプ:スパークリング

産地:スペイン、カヴァ

品種:チャレロ、マカベオ、パレリャーダ

ヴィンテージ: NV

価格帯: 1000-1500円

テースティング日:2019年9月12日

コメント: この生産者は8種類もCAVAを作っておりよくわからない。消費者は1000円程度のCAVAを買うのにたくさん種類があっても混乱する。しかもこのカヴァはブラン・ド・ブランと記載がある。この記載方法はシャンパーニュでシャルドネだけ、つまり白ぶどうだけを使った場合の表記。実際は通常のカヴァの品種を利用しているので混乱。 香りは柑橘系でカヴァ特有の茶色の香りはしない。甘みが先行して少しバランスが良くないので氷を入れて飲んで甘さを抑えればまあ夏には美味しい。写真はフラッグシップ??のカヴァで5000円台。誰が買うのか?

Cantina Giardino/Vino Rosso NV (カンティーナ ジャルディーノ/ヴィーノ・ロッソ)

オススメ度:3/5

生産者: Cantina Giardino

ワイン名: Vino Rosso

タイプ:赤

産地:イタリア、カンパーニャ

品種:アリアニコ

ヴィンテージ:NV

価格帯: 3500-4000円

テースティング日:2018年2月8日

コメント: カンパーニャの自然派ワイナリ。コスパは悪いがユニークなワインを生産している。この赤ワインは微発泡ワインでジュースのような爽やか系で貯蔵タンクから直接試飲するときの感覚を楽しめる。

つぶやき第6回:スーパトスカン

スーパトスカン(トスカーナ州のすげえワイン)という言葉だが、元々はサッシカイアがボルドータイプのワイン、つまり土着品種の葡萄以外のカベルネやメルローを自家用に作っていたところから始まっている。このときはまだ分かる。自由な発送で土着品種に執着せず、良いワインを生産する。特にサッシカイアは有名だけではなくその実力は素晴らしく15,000円であれば間違いなく買いの一本(去年から値上がって18,000円付近となってしまったが、それでもボルドーの有名シャトーに10万出すくらいであればコスパは良い。飲んでいない方は絶対飲むべき一本の1つ。

しかしながらスーパトスカンは有名無実化したといってもよい。つまり法律を外れた葡萄を使えば何でもかんでもスーパートスカンと言われる。

法律は例えばキャンティ・クラシコ。主な決め事だけでもたくさんある

  • 品種(サンジョベーゼ70-100%), その他トスカーナで認定されている品種。白ぶどうは10%まで・・
  • 栽培地域
  • 標高は700Mまでとかヘクタールあたりの収穫量
  • 熟成期間や販売時期

要は法律に沿ってキャンティを作るのも大変なことでしかもそれだけのことをしても、一部例外を除いてせいぜい10−30ユーロでしか売れない。ところがスーパトスカンといった途端、良い品質であれば値段が跳ね上がるのだ。

トスカーナのワイナリー巡りで本当に思ったが、トスカーナはやはりサンジョベーゼだと思う(もちろん例外はたくさんある)。例えばワイン好きなら知っていると思うが、ブランカイアというスイス人が成功を収めたワイナリがある。ちなみその名残か従業員もフランス語とドイツ語を操っていた・・・ このブランカイアのフラッグシップがスーパトスカンのイル・ブルー(THE 青)でカベルネやメルローを混ぜ込んだワインだ。小売価格は8000円前後。一方でキャンティ・クラシコリゼルヴァという法律に沿って作ったワインの小売価格は4000円前後。前者も美味しいが後者はやはりこれぞトスカーナ!というワインで素晴らしい。

話が長くなってしまったが、消費者側からすれば何を重視するのかによって違うから何とも言えないが、個人的にはイタリア中を周ってきたのでその土地を思い出すようなワインを選ぶ傾向にある。

September 2019, Ken Hattori

Castello Collemassari/Collemassari Riserva Montecucco Rosso Riserva 2014 (コッレマッサーリ/コッレマッサーリ リゼルヴァ モンテクッコ ロッソ リゼルヴァ)

オススメ度:3/5

生産者: Collemassari

ワイン名: Collemassari Riserva Montecucco Rosso Riserva

タイプ:赤

産地:イタリア、トスカーナ

品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、サンジョベーゼ、チリエジョーロ

ヴィンテージ:2014

価格帯: 2500-3000円

テースティング日:2016年9月20日

コメント: 香りはインク、アメリカンチェリー、腐葉土。果実味のしっかりとしたみずみずしい透明感。酸味も良い。

La Stoppa/Stoppa 2005 (ラ・ストッパ/ストッパ)

オススメ度:3/5

生産者: La Stoppa

ワイン名: Stoppa

タイプ:赤

産地:イタリア、エミリア・ロマーニャ

品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ヴィンテージ:2005

価格帯: 3500-4000円

テースティング日:2016年9月10日

コメント: 分かりやすい美味しさで果実味爆弾。値段的に酸味、上品さがもう少し欲しい。写真はフラッグシップのもの。

Scacciadiavoli/Montefalco Sagrantino 2007 (スカッチャディアヴォリ/モンテファルコ・サグランティーノ)

オススメ度:3/5

生産者: Scacciadiavoli

ワイン名: Montefalco Sagrantino

タイプ:赤

産地:イタリア、ウンブリア

品種:サグランティーノ

ヴィンテージ: 2006

価格帯: 4000-5000円

テースティング日:2013年1月12日

コメント:超フルボディとなるサグランティーノ。コメントにはお醤油の文字が・・・たまにあるが醤油っぽい香りが全面にでてくるワインであったようだ。ウンブリアのホテルにて。

Antonelli/Montefalco Sagrantino 2007 (アントネッリ/モンテファルコ・サグランティーノ)

オススメ度:3/5

生産者: Antonelli

ワイン名: Montefalco Sagrantino

タイプ:赤

産地:イタリア、ウンブリア

品種:サグランティーノ

ヴィンテージ: 2007

価格帯: 6000-7000円

テースティング日:2013年1月11日

コメント: イタリア中部ウンブリアのサグランティーノ種で作られる長熟ワイン。

香りは弱く果実味が強いわけではなく芳醇でもない。まだ開いていない。味はカベルネ・ソーヴィニヨンにさらに皮の渋みを加えたくらい強い。上品さ、洗練さは感じられない。ウンブリアのレストランにて。

Monastero di Vitorchiano/Coenobium 2017 (モナステーロ・ディ・ヴィトルキアーノ)

オススメ度:3/5

生産者: Monastero di Vitorchiano

ワイン名: Coenobium

タイプ:白

産地:イタリア、ラツィオ

品種:トレッビアーノ、マルヴァジーア、ヴェルディッキオ

ヴィンテージ:2017

価格帯: 2000円-2500円

テースティング日:2019年9月10日

コメント: 一ヶ月前に2016のヴィンテージを試飲。今回は2017。香りはみかんの皮、ミント、麦、レモン。アタックは丸く優しい感じで酸味はあまり感じない。自然と喉を通っていき柑橘系とやはりハッカのような香り。やはり良いワイン。

Cantina Trexenta/Goimajor (カンティーナ トレゼンタ/ゴイヨマール)

オススメ度:3/5

生産者: Cantina Trexenta

ワイン名: Goimajor

タイプ:赤

産地:イタリア、サルディーニャ

品種:カンノナウ

ヴィンテージ: 2016

価格帯: 1000-1500円

テースティング日:2017年8月29日

コメント: サルディーニャ島はカンノナウという品種をよく使うが、この品種は果実味がよくでる。このワインもライトな飲み口だが果実味も品がありバランスよい。

Vinya Escude/Daurat Cava Brut (ヴィーニャ・エスクデ/ダウラット カヴァ・ブリュット)

オススメ度:3/5

生産者: Vinya Escude

ワイン名: Cava Brut

タイプ:スパークリング

産地:スペイン、カヴァ

品種:チャレロ、マカベオ、パレリャーダ

ヴィンテージ: NV

価格帯: 1000-1500円

テースティング日:2019年9月9日

コメント: 香りは酵母、紅茶、麦、全体的に茶色系。アタックは泡が優しくバランスが良い。レモン、樽香。