Wolfberger/Belle Saison ウォルフベルジェ ベル・セゾン)

オススメ度:3/5

ワイン名: Belle Saison (ベル・セゾン)

生産者: Wolfberger(ウォルフベルジェ)

産地:フランス、アルザス

品種:Pinot Noir(ピノ・ノワール)

ヴィンテージ:NV

テースティング日:2014年8月2日

コメント:ピノ・ノワールのロゼ。この生産者は大手で手頃の価格のフルーティなワインを出している感じです。

  • 香り:ほのかにすもも)
  • 味:いちごみたいなほんのりとした甘み
  • 展開:グレープフルーツの白い皮の苦味

Gerard Schueller et Fils/Pinot Gris Reserve (ジェラール・シュレール・エ・フィス ピノ・グリ・レゼルヴ)


オススメ度:3/5

ワイン名: Pinot Gris Reserve (Pinot Gris Reserve )

生産者: Gerard Schueller et Fils (ジェラール・シュレール)

産地:フランス、アルザス

品種:Pinot Gris(ピノ・グリ)

ヴィンテージ:2008

テースティング日:2015年5月

コメント:ピノ・グリはイタリアではピノグリージョ。グリはその名の通り灰色なのでぶどうの皮も灰色っぽくなり、フィルタなどしないと透明なワインの色にはならない。個人的にはすごく好きな品種の1つ。

  • 香り:柑橘系、皮、洋梨、はちみつ
  • 味:女性的なまるい感じのアタック
  • 展開:酸味を強く感じる
  • アフター:ほろにがい

Rietsch Silvaner V.V. (リエッシュ シルヴァネール ヴィエイユヴィーニュ)

オススメ度:4/5

ワイン名: Silvaner V.V. (シルヴァネール ヴィエイユヴィーニュ)

生産者:Rietsch (リエッシュ)

産地:フランス、アルザス

品種:シルヴァネール(シルヴァーナ)

ヴィンテージ:2012

テースティング日:2015年1月26日

コメント:このワイン、抜栓後2週間経過しても美味しかった。

  • 香り:弱い(シルヴァーナは基本弱い)、柑橘系、石
  • 味:柑橘系とパイン、石膏を感じる
  • 展開:NA
  • アフター:NA

Camille Braun Silvaner (カミーユブラウン シルヴァネール)

オススメ度:4/5

ワイン名: Silvaner (シルヴァネール)

生産者: Camille Braun  (カミーユブラウン)

産地:フランス、アルザス

品種:シルヴァネール(シルヴァーナ)

ヴィンテージ:2012

テースティング日:2015年5月13日

コメント:フランスはアルザスのシルヴァネール。ドイツではシルヴァーナでフランケン地方で有名なドイツのぶどう品種。このワインは値段も手頃で気軽に優しい。残念だったのは2日目には酸が抜けたことなので、抜栓後は短命。

  • 香り:ビワ
  • 味:優しいコクのまろやかな酸、ネクターのまろやかさ
  • 展開:熟したパインのフルーティーな感じが広がる
  • アフター:ほろにがい

Leroy Bourgogne Fleurs de Vignes (ブルゴーニュ・フルール・ド・ヴィーニュ)

オススメ度:3/5

ワイン名: Bourgogne Fleurs de Vignes ブルゴーニュ・フルール・ド・ヴィーニュ

生産者: Maison Leroy (メゾン・ルロワ)

産地:フランス、ブルゴーニュ

品種:シャルドネ

ヴィンテージ:NV

テースティング日:2019年5月30日

コメント:ブルゴーニュでは有名なメゾン・ルロワの面白いワインで2009. 2010, 2011をブレンドした白ワインだそう。複数年のワインをブレンドしているのでシャンパンによくある表記のNV(ノンヴィンテージ)。ルロワについてはウェブ上に情報がたくさんあるのでここでは説明なし。

  • 香り:洋ナシ、白い花、すこしウイスキ
  • 味:アタックはアルコールを少し感じるが華やかな果実味がある感じ
  • 展開:口の中には丸い感じで広がって酸味のほうが強く残る。熟成した感じはなくフレッシュ感がある
  • アフター:綺麗で意外と余韻はある。天ぷらに合いそう。

ブドウ品種

そもそもワインの品種が好みのワインを知る知識となるかどうかといえば非常に微妙かもしれません。乱暴な感じで、軽い赤が好きだからブルゴーニュワイン、フルボディのワインが好きだからボルドーみたいにはいかないと思います。たぶん、皆様もソムリエさんからどんなワインがよろしいですか?と言われて困ったりして、実際きたワインは自分の好みではなかったりすることが多いのでは?品種がトリッキーな例を次にいくつか書いてみました。

  • 場所(気候)

例えばシラー(シラーズ)って品種があって結構オーストラリアでは有名ですが、もともとはフランスのローヌ(南のほう)が本場です。この2つは何となく似ていますが、よりシラーの個性をだすのはオーストラリアのほうです。逆に熟成が少し進んだローヌのシラーはまったく別物と言っていいです。ものすごく単純に言うと温暖な地方ではブドウが熟すから赤はジャムっぽく、白はパッションフルーツぽくなって冷涼な場所ではなかなか熟さないので酸味が際立ちます

2.ブレンドの存在

うーんとカベルネソーヴィニヨンって有名だと思うのですが、勘違いが多いのがカベルネ=ボルドーの赤って思っている人が多いかな。ボルドーの赤は基本メルローとのブレンドなので場所によっても比率が違うし、生産者によっても違うからボルドーではカベルネの特徴を把握するのは結構難しい。実際にはボルドーでブレンド前のカベルネやメルローをテースティングするとわかりやすいのですが、普通の人はそんなこと興味ないし、しないから、ブレンドもので品種を感じるのは難しい。

3.畑での接し方の違い

同じ地域でも当然1本1万のワインと500円のワインでは畑の仕事のやり方は違う。高いワインはよいブドウが欲しいから1本のぶどうの木に実らせる房を少なくして栄養を凝縮させる。一方安いワインは量が必要なので1本のぶどうの木にたくさんの房をつけて量を稼ぐ。当然出来上がったワインは同じ品種でも異なる。大量につくるとカベルネなどはちょっと青っぽい感じがする(昔は似たような品種名でカベルネフランがそんな香りがするといっていたがこれはまったくの誤解)

うーんと切りがないのですが、あえて個人的にどうやって好きな品種を選んでいるのか白ワインの場合の参考を記載

私が好きなブドウ品種: リースリング、グリューナーフェルトリーナ、セミヨン、シュナンブラン、マルサンヌ、ガルガネーガ、ヴェルディッキオ・・かな・・ 個々の品種が意味不明な名前なのは置いておいて・・以下が基準です

・酸味がきりっとしているほうが好き:リースリング(フランスのアルザスとドイツのモーゼルとか)、グリューナーフェルトリーナ(オーストリア・・・ここは凄いワインが多いのでまた別の機会に・・)

・トロンって舌で感じるのが好き:セミヨン(オーストラリアのハンターバレー、フランスのボルドー)、シュナンブラン(フランスのロワール)、マルサンヌ(フランスのローヌ)

・後味に苦みを感じるのが好き:ガルガネーガ(イタリアのソアヴェが有名)、ヴェルディッキオ(イタリアのマルケ)

という感じで分類しています。ですので、無理に品種を勉強しなくても好みのワインに出合ったらどこの場所のどの葡萄を使っているワインか調べて、似たようなワインはいくつか飲んでいくと、この場所のこの品種は好きかな?と分かります。

ちなみに、この分類がまったくできないのがシャルドネ・・なぜならシャルドネの特徴は“特徴がないこと“だからです。

Scarborough

Winery: Scarborough

Region: Hunter Valley, Australia

Recommendation:

・ Chardonney

Comment: セミヨンが有名なハンターヴァレーですが、このワイナリはシャルドネがいいです。5から6種類確かテースティングしましたが迷わずシャルドネ購入!日本にあるかわかりませんが、見つかったら是非試してください

De Luliis

Winery: De Iuliis

Region:  Hunter Valley, Australia

Recommendation:

  • Show Reserve Chardonnay (White Wine)
  • Semillon Aged Release (White Wine)

Comment: セミヨンといえば、少しワインの知っている方ならボルドーの白ワイン、特にソーテルヌの貴腐ワインを思い出すと思います。

但しボルドーはブレンドの文化?なのでソーヴィニヨンで酸味を補っており、ボルドー白=セミヨンではないと思っています。

世界中でどこがセミヨンの産地か?その1つの答えがハンターヴァレーにあります。ハンターヴァレーはシドニーから近く行きやすいため個人的にも3回訪ねています。

セミヨンの真価はずばり熟成。熟成をしたセミヨンは妖艶な輝きがあります。De Illuisはもともとはイタリア出身で比較的新しいワイナリですが、完成度の高さは半端ではありません。輸入されていないのがなんとも悲しいです。