La Viarte/Tazzelenghe 2012 (ラ・ヴィアルテ/タッチェレンゲ)

オススメ度:4/5  –  very good

生産者:La Viarte

ワイン名:Tazzelenghe

タイプ:赤

価格帯:6,000円〜

産地:イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア

品種:タッチェレンゲ

ヴィンテージ:2012

テースティング日:2021年2月1日

コメント:ラヴィアルテはイタリア、フリウリの生産者。タッツェレンゲは「舌を切る」という意味の希少なフリウリ州土着品種で、その名の通りタンニンと酸が多く、リリースまでに7、8年もの歳月を要します。

香りは黒果実系で落ち着いている。チョコレート、炭、ダークチェリー、タバコなど。酸味がやはりしっかりしていて底辺を支えている。幻の品種。一度は飲んでみてください

Roman Rizzi/Piè di Mont 2016 (ロマン・リッジ/ピエ・ディ・モン)

オススメ度:4/5  –  very good

生産者:Roman Rizzi

ワイン名:Piè di Mont

タイプ:スパークリング

価格帯:5,000円〜

産地:イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア

品種:ピノ・ネロ、シャルドネ、リボッラ・ジャッラ

ヴィンテージ:2016

テースティング日:2021年1月29日

コメント:ロマンリッジはイタリア、フリウリの生産者。ヴィンテージのシャンパン方式のスパークリングのみ年間1万本しか作らないこだわりの生産者。

香りは強くはないが単一ではなく複雑。ブリオッシュ、りんごのみつ、カスタードクリームなど。アタックは非常にクールな感じでハーブ系の香りと優しい果実味。後味にグレープフルーツの皮の苦味がきて良い。

Il Carpino/Vigna Runc Ribolla Gialla 2018 (イル・カルピノ/ヴィーニャルンク リボッラジャッラ)

オススメ度:4/5  –  very good

生産者:Il Carpino

ワイン名:Vigna Runc Ribolla Gialla

タイプ:白

価格帯:3,000円〜

産地:イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア

品種:リボッラ・ジャッラ

ヴィンテージ:2018

テースティング日:2021年1月27日

コメント:イル・カルピノはイタリア、フリウリの生産者。爽やかな青りんごやパイナップルの香り。アタックは酸味がきれいで伸びやか。雑味もなくミネラル感が良い。素直に美味しいワインは意外と見つからないものですが、これは良い。食事に合う。

Le Macchiole/Paleo 2006 (レ・マッキオーレ/パレオ)

オススメ度:5/5 – great

生産者:Le Macchiole

ワイン名:Paleo

タイプ:赤

産地:イタリア、トスカーナ

品種:カベルネ・フラン

価格帯:15,000円〜

ヴィンテージ:2006

テースティング日:2020年12月25日 コメント:レ・マッキオーレはイタリア、トスカーナの生産者。ここのトップキュベは3種類。メルロー100%のメッソリオ、シラー100%のスクーリオ、そしてカベルネ・フラン100%のパレオ。前回飲んだヴィンテージは2008だったか。その時の衝撃ほどではないがやはり完成度が高い。香りは清涼感のある森、炭、黒っぽい完熟のベリー、どこか埃っぽい部屋。アタックは濃厚なベリーがキレイなタンニンと酸と一体化。余韻も長くため息が出るワイン。

Pieropan/Soave Classico La Rocca 2011 (ピエロパン/ソアヴェ クラシコ ラ・ロッカ)

オススメ度:5/5 – great

生産者:Pieropan

ワイン名:Soave Classico Pieropan

タイプ:白

産地:イタリア、ヴェネト

品種:ガルガネーガ

価格帯:3,500円〜

ヴィンテージ:2011

テースティング日:2020年12月30日

コメント:ピエロパンはイタリアヴェネトの生産者。ソアヴェといえば2大巨頭としてはピエロパンとアンセルミか。このワインはピエロパンの最上位の畑からできたワインで特徴は樽を使用している。よほどブドウに自身がないとこれほど樽を利用することはできない。香りはオイリーで樽、厚みのある熟成した黄色い果実、パッションフルーツ、パインなど。アタックは強烈なミネラル感とボリューム。苦味と渋さと厚みのバランスが良く香りの通りの味。完全に近い。

Chiarli/Lambruco del Fondatore 2018(キアルリ/ニヴォラ ランブルスコ)

オススメ度:4/5  – very good

生産者:Chiarli

ワイン名: Lambursco del Fondatore

タイプ:スパークリング

産地:イタリア、エミリア・ロマーニャ

品種: ランブルスコ

ヴィンテージ:2018

価格帯:2,000円〜

テースティング日:2020年12月19日

コメント:キアルリはイタリア・エミリア・ロマーニャ州の生産者でランブルスコの概念を覆すほどの素晴らしい生産者。鮮度を保つため基本的にオーダが入ってから瓶詰めをしているこだわりよう。このワインは瓶内二次発酵で作られている。香りは新鮮ないちご、アタックは辛口でシンプルだがラズベリーのヒントが心地よい。ランブラスコが苦手な人はキアルリを一度試すと良い。

La Spinetta/ Gallina Barbera d’Alba 2003 (ラ スピネッタ/ガッリーナ バルベーラ ダルバ)

オススメ度:3/5 – good

生産者: La Spinetta

ワイン名: Gallina Barbera d’Alba

タイプ:赤

産地:イタリア、ピエモンテ

品種:バルベーラ

ヴィンテージ:2003

価格帯: 7,000〜

テースティング日:2020年12月10日

コメント: イタリア、ピエモンテ州の優良生産者であるスピネッタが作る化け物バルベーラ。17年経過しているが、まだまだ熟成可能でバルベーラとしては常識を覆すモンスターワイン。香りは赤黒いベリーのジャム系、インク、鉛筆の芯、ミント。アタックは面白く果実味豊かなフレッシュ感と同時に濃さがありきれいなワインとなっている。森林の中のような感覚。

Le Macchiole/Scrio 2004 (レ マッキオーレ/スクリオ)

オススメ度:5/5  -best of best

生産者: Le Macchiole

ワイン名: Scrio

タイプ:赤

産地:イタリア、トスカーナ

品種: シラー

ヴィンテージ: 2004

価格帯: 30,000〜

テースティング日:2020年12月4日

コメント: イタリアトスカーナ地方の所謂スーパートスカン。このワインは絶対に飲むべきワイン。マッキオーレは素晴らしいワインを3種だしており、カベルネ・フランのパレオ、メルローのメッソーリオ、そしてこのシラーのスクリオ。

香りはすみれ、森林、ミント、なめし革、炭、木樽、火薬など複雑。第一印象は透明感と奥行き。舌の上ではカカオ、炭、小さい赤い果実味。とにかくスケールが違いすぎる圧倒的なワイン。なぜこんな完璧なワインを作れるかまったくわからない・・

Contratto/ For England Spumante Rose Pas Dos 2014 (コントラット/フォー イングランド スプマンテ ロゼ パドゼ)

オススメ度:4/5 – very good

生産者:Contratto

ワイン名:For England Spumante Rose Pas Dose

タイプ:スパークリング

産地:イタリア、ピエモンテ

品種:ピノ・ネロ

価格帯:5,000-6,000円

ヴィンテージ:2014

テースティング日:2020年12月6日

コメント:コントラットはイタリア、ピエモンテの生産者でバルバレスコの有名生産者ラスピネッタが経営。地下修道院は貯蔵庫になっているが見学が可能。一度は見てみる価値がある。さて、そのスプマンテはその辺りのシャンパンを凌駕する。香りは白い果実で中心がピンク系。ウイスキーやナッツの風味。太い香りだ。アタックは細かい泡が心地よくドライだがボリューム感がすごい。洗練されており果実味も豊か。Pas Doseとはリキュールを添加していない(普通のシャンパンはする)こと。

Anselmi /San Vicenzo 2012 (アンセルミ/サン ヴィンチェンツォ)

オススメ度:4/5 – very good

生産者:Anselmi

ワイン名:San Vicenzo

タイプ:白

産地:イタリア、ヴェネト

品種:ガルガネーガ、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン

価格帯:2,000-2,500円

ヴィンテージ:2012

テースティング日:2020年12月4日

コメント:アンセルミはイタリアヴェネトの生産者でソアヴェと一線を隠すためソアヴェの名前は使わない。ソアヴェといえば個人的にアンセルミとピエロパンが抜き出ているように感じる。香りは桃、黄色い系の果実。なぜか樽のような風味とはちみつ、花梨、アプリコットなど。アタックは想像どおりの香りのままでなめらか。8年経過しているがフレッシュさが全体にありまだとろんとした感じになっていない。ほろ苦さがあとにきて全体が優しくまとまっている。流石。