Luigi Righetti / Amarone Della Valpolicella Classico 2013 (ルイジ リゲッティ/アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ)

オススメ度:3/5

生産者:Luigi Righetti

ワイン名: Amarone della Valpolicella Classico

タイプ:赤

産地:イタリア、ヴェネト

品種: コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ、モリナーラ

ヴィンテージ: 2013

価格帯: 3000-3500円

テースティング日:2019年10月21日

コメント:イタリアヴェネト州の葡萄を陰干しして(要は干しぶどうにして凝縮感をだす)作るアマローネ。通常は30−40年は十分に持つアマローネ。そのアマローネがこの価格で楽しめるのでおすすめの一本。

香りは干しぶどう、タバコや木のニュアンス、甘草。アタックは強く、赤黒い果実味とアルコール感が広がる。一方でみずみずしさもあり余韻も長い。

Anselmi/San Vincenzo 2014 (アンセルミ/サンヴィンチェンツォ)

オススメ度:5/5

生産者: Anselmi

ワイン名: San Vincenzo

タイプ:白

産地:イタリア、ヴェネト

品種:ガルガネーガ、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ

ヴィンテージ: 2014

価格帯: 2000-2500円

テースティング日:2019年9月25日

コメント: アンセルミのVincenzo・・・2000円前後としては偉大な白ワインと言っても過言ではないそのワインは、イタリア、ヴェネチアがあるヴェネト州からの1本。

ヴェネト州には有名なソアヴェというワインがあって実はこのワイン、実際はソアヴェ。しかしながら安価で美味しくないソアヴェが流通したことによりアンセルミはソアヴェの名前をワインから外したことで有名。ソアヴェの名前がないがこれぞソアヴェの真髄と言わしめる歴史的一本。

香りは強く麦系の茶色、レモン、白い花。アタックは酸味が心地よくバランスが最高。ソアヴェ(ガルガネーガという品種)の特徴である苦味と果実味が入り混じった複雑な味。自然と喉を通っていくこれこそがワインと言える。おそらく100回以上は飲んでいると思うが、いつ飲んでも素晴らしいワイン。ちなみに近年はスクリューキャップとなっているがこれも素晴らしい。2000円前後のワインにコルクなどは面倒なだけだ。

Balestri Valda/Soave Classico Vigneto Segialta 2011(バレストリ・ヴァルダ/ソアヴェ・クラシコ ヴィネート・センジャルタ)

オススメ度:3/5

生産者: Balestri Valda

ワイン名: Soave Classico Vigneto Segialta

タイプ:白

産地:イタリア、ヴェネト

品種:ガルガネーガ、トレッビアーノ

ヴィンテージ:2011

価格帯: 1500-2000円

テースティング日:2013年9月13日

コメント: イタリアヴェネト地方のソアヴェ(ボルドーみたいな原産地呼称)。

香りは黄色い果実系、はちみつ、麦藁、少しのトロピカルフルーツ。ふくよかで酸も感じるアタック。蜜、花梨、アンズなどを感じる。

Ruggeri/ Giustino B Prosecco Valbbiadene Speriore Extra Dry (ルッジェーリ/ジュスティーノ B プロセッコ ヴァルドッビアーデネ スペリオーレ エクストラ ドライ)

オススメ度:4/5

生産者: Ruggeri

ワイン名: Giustino B Prosecco Valbbiadene Speriore Extra Dry

タイプ:白

産地:イタリア、ヴェネト

品種:グレーラ

ヴィンテージ:2016

価格帯: 3000円

テースティング日:2019年8月18日

コメント:プロセッコはヴェネチアから1時間上にいったところのスパークリングの名称。前はプロセッコ=地域名=ワイン名=葡萄品種であったのですが、今はグレーラという品種で呼んでいます。これはプロセッコの品種は世界中で作られているので混乱を招くため昔からの名称グレーラ(プロセッコ)と今は記載しています。

私の好きなプロセッコ生産者はカルペネ、ニーノフランコ、このルッジェーリですかね。プロセッコはワイン名が長いのでここも生産者で覚えたほうが早いです。

香りは麦藁、レモン、白い花、レモングラス、アタックはバランスがよく、気泡も優しい。後味も青りんご、レモン、苦味もあり複雑。素晴らしい一本。

Santa Margherita/Prosecco Valdobbiadene Superiore (サンタ・マルゲリータ/プロセッコ ヴァルドッビアーデネ スペリオーレ)

オススメ度:3/5

生産者:Santa Margherita

ワイン名:Prosecco Valdobbiadene Superiore

タイプ:スパークリング

産地:イタリア、ヴェネト

品種:グレーロ

ヴィンテージ:NV

テースティング日:2019年7月23日

コメント:外観は薄い黄色、香りはプロセッコによくある麦わら、青りんご、変な甘さが残らずバランスがよい。はちみつ、花梨、余韻は少し苦い。良いプロセッコ。

ちなみにプロセッコのかんたんな見分け方としてプロセッコだけ書いてあるものとプロセッコスペリオーレとあるものがあり、値段もあまり変わらないので前者はできれば避けたほうが良い

Ca’ La Bionda/Valpolicella Classico Superiore Campo Casal Vegri (カ・ラ・ビオンダ/ヴァルポリチェッラ クラシコ スペリオーレ カンポ カザル ヴェッリ)

オススメ度:3/5

生産者:Ca’ La Bionda(カ・ラ・ビオンダ)

ワイン名: alpolicella Classico Superiore Campo Casal Vegri (カ・ラ・ビオンダ)

タイプ:白

産地:イタリア、ヴェネト

品種: コルヴィーナ70%、コルヴィノーネ20%、ロンディネッラ10%

ヴィンテージ:2015

テースティング日:2019年7月16日

コメント:ヴェネトの赤といえば陰干しで作る長熟可能なアマローネ。アマローネは素晴らしいワインが多いが、やはり20−30年経過しないとただの強く果実味が尖ったワインとなってしまう。その点ヴァルポリチェッラは果実味も豊かなものが多く若くて飲むには良いワイン。アマローネよりもヴァルポリチェッラがヴェネトのワインを知るには早道です。

  • 香り:ベリー系のジャム、シナモン、胡椒、ウイスキーのような匂いも少し
  • 味:柔らかく、ふくよか。バランスは良いが少しアルコール度の高さを感じる
  • 展開:深いタバコやスパイシーな感じが広がる。それほどタンニンは感じないがほどよく果実味が広がりエレガント
  • アフター: 長い

Giannitessari/Tai Rosso (ジャンニテッサーリ/タイロッソ)

オススメ度:3/5

生産者:Giannitessari (ジャンニテッサーリ)

ワイン名:Tai Rosso (タイロッソ)

タイプ:赤

産地:イタリア、ヴェネト

品種:タイロッソ

ヴィンテージ:2016

テースティング日:2019/06/29

コメント:イタリアのヴェネト州の品種タイロッソで作る赤ワイン(ちなみにイタリアのぶどう品種は2000以上)。評価が高かったので期待をしましたが、普通に美味しいワインです

  • 香り:ラズベリーの香り、インク、タバコ、かすかに緑の胡椒
  • 味:軽やかな伸びのある酸が印象的
  • 展開:あとからインク、皮っぽい獣系の香りが押し寄せる。意外と複雑
  • アフター:ミントの鼻の抜ける感じ