Anselmi /San Vicenzo 2012 (アンセルミ/サン ヴィンチェンツォ)

オススメ度:4/5 – very good

生産者:Anselmi

ワイン名:San Vicenzo

タイプ:白

産地:イタリア、ヴェネト

品種:ガルガネーガ、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン

価格帯:2,000-2,500円

ヴィンテージ:2012

テースティング日:2020年12月4日

コメント:アンセルミはイタリアヴェネトの生産者でソアヴェと一線を隠すためソアヴェの名前は使わない。ソアヴェといえば個人的にアンセルミとピエロパンが抜き出ているように感じる。香りは桃、黄色い系の果実。なぜか樽のような風味とはちみつ、花梨、アプリコットなど。アタックは想像どおりの香りのままでなめらか。8年経過しているがフレッシュさが全体にありまだとろんとした感じになっていない。ほろ苦さがあとにきて全体が優しくまとまっている。流石。

Zaccagnini/Montepulciano d’Abruzzo 2013 (ザッカニーニ/モンテプルチアーノ・ダブルッツォ)

オススメ度:3/5  –  good

生産者:Zaccagnini

ワイン名:Montepulciano d’Abruzzo

タイプ:赤

産地:イタリア、アブルッツォ

品種:モンテプルチアーノ

価格帯:1,500-2,000円

ヴィンテージ:2013

テースティング日:2020年11月28日

コメント:ザッカニーニはイタリアアブルッツォの生産者。小枝を瓶に飾っているワインで有名で手頃な値段だが、5年以上熟成するとかなりシリアスなワインとなる。香りはカシス、インク、ブルーベリー、ミント、チョコ、ベリーのタルトなど複雑。アタックは酸味が効いたフレッシュ感。香りと印象は違うがタンニンもしっかりしており、黒赤系の果実味が複雑。良い。

Trinchero/ A-Yuzuki! NV (トリンケーロ/ア ユヅキ!)

オススメ度:3/5  –  good

生産者:Trinchero

ワイン名:A-Yuzuki!

タイプ:赤

産地:イタリア、ピエモンテ

品種:バルベーラ

価格帯:3,000-4,000円

ヴィンテージ:NV

テースティング日:2020年11月28日

コメント:トリンケーロはイタリア、ピエモンテの生産者。このワインは輸入元の子供の名前を使っている。香りはチーズ、ケモノ、明るい果実味。アタックはやはりケモノ感があり、墨のような印象。舌触りはなめらかで果実味も香りと同様に明るい。フィニッシュには軽いタンニンがあって全体をよくまとめている。良いバルベーラ。

Maetierra/Spanish White Guerrilla Riesling 2012 (マエティエラ/スパニッシュ・ホワイト・ゲリラ リースリング)

オススメ度:3/5  –  good

生産者:Maetierra

ワイン名:Spanish White Guerrilla Riesling

タイプ:白

産地:スペイン

品種:リースリング

価格帯:2,000-3,000円

ヴィンテージ:2012

テースティング日:2020年11月24日 コメント:マエティエラはスペインの生産者。特徴のあるラベルのスパニッシュゲリラシリーズ。香りは黄色、茶色系、シェリー、発酵感。アタックは熟した果実でリースリングらしいとろみ。ウイスキーのような落ち着いた後味が面白い。

Umani Ronchi/Pelago 1997 (ウマニ ロンキ/ペラーゴ)

オススメ度:4/5  – very good

生産者:Umani Ronchi

ワイン名:Pelago

タイプ:赤

産地:イタリア、マルケ

品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、モンテプルチアーノ、メルロー

価格帯:7,000-9,000円

ヴィンテージ:1997

テースティング日:2020年11月29日

コメント:ウマニ・ロンキはイタリアマルケ州の第一人者。このワインは赤ワインのフラッグシップでスーパーマルケと呼ばれる。23年経過しているがまだ活きいきとしていて、香りは獣、なめし革、黒みがかったベリー、ミント、墨など複雑。アタックはまろやかでスモーキーさが上層にあり、中層は酸味がじゅわっと効いており、下層はコクを感じる自然体なワイン。流石の1本。

Canicatti/Diodoros 2012 (カニカッティ/ディオドロス)

オススメ度:3/5 - good

生産者:Canicatti

ワイン名:Diodoros

タイプ:赤

産地:イタリア、シチリア

品種:ネロ・ダーヴォラ主体

価格帯:3,000-3,500円

ヴィンテージ:2013

テースティング日:2020年11月28日

コメント:Canicattiはイタリアのシチリアの生産者。このワインはシチリアの世界遺産アグリジェントにあるブドウで作られている希少なもの。香りは獣がするが印象はフレッシュな赤い果実に醤油が少し。甘草、コクのある甘み。アタックはスノーボールの液体のような重み。チャーミングで明るいがやはりケモノ感もあり全体的に落ち着いた印象。後味にダークチョコ。

Goretti/Il Moggio Grechetto 2012 (ゴレッティ/イル・モッジョ・グレケット)

オススメ度:3/5 – good

生産者: Goretti

ワイン名:Il Moggio Grechetto

タイプ:白

産地:イタリア、ウンブリア

品種:グレケット

価格帯:2,000-3,000円

ヴィンテージ:2012

テースティング日:2020年11月24日

コメント:ゴレッティはイタリア、ウンブリアの生産者。このワインは熟成を経て黄金色。香りは黄色い香り、はちみつ。アタックはとろんとしたあたっくで果実味が分厚く噛むような暑さ。あとに続くコクとほろ苦さ。樽のしっかりとしたボリューム感とそれを支える酸が効いている

Lucchetti/Guardengo Lacrima di Morro d’Alba Superiore 2012 (ルケッティ/グアルデンゴ ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ スペリオーレ)

オススメ度:3/5 – good

生産者:Lucchetti

ワイン名:Guardengo Lacrima di Morro d’Alba Superiore

タイプ:赤

産地:イタリア、マルケ

品種:ラクリマ

価格帯:2,000-3,000円

ヴィンテージ:2012

テースティング日:2020年11月21日

コメント: ルケッティはイタリア、マルケ州の生産者。ラクリマというマルケの品種はバラの香りが特徴。そのとおりで香りは華やかなバラをはっきりと感じる。すみれ、プルーン、カシスなど。アタックは果実味のある甘いアタックだがバランスもよく酸味にキレがある。ラクリマの熟成したものはあまり飲む機会がないが、8年経過で複雑味が増している。

Sassetti Livio – Pertimali/Rosso di Montalcino 2013 (サセッティ リヴィオ ペルティマリ/ロッソ・ディ・モンタルチーノ

オススメ度:3/5 – good

生産者:Sassetti Livio – Pertimali

ワイン名:Rosso di Montalcino

タイプ:赤

産地:イタリア、トスカーナ

品種:サンジョベーゼ主体

価格帯:3,000-4,000円

ヴィンテージ:2013

テースティング日:2020年11月20日

コメント: トスカーナの優良生産者ペルティマリ。ロッソ・ディ・モンタルチーノはブルネッドディモンタルチーノの安いバージョンで比較的若い樹齢のブドウを利用してブルネッロよりも早めにリリースされるもので所謂ブルネッロのセカンドワイン的な位置づけ。香りはカシス、インク、プラム。アタックは全体的にチャーミングで酸味と赤い果実味のバランスが良く。タンニンはあまり突出していない。飲みやすいサンジョベーゼといったところ。

Casanova di Neri/Brunello di Montalcino 2011 (カサノヴァ・ディ・ネリ/ブルネッロ ディ モンタルチーノ)

オススメ度:4/5 – good

生産者: Casanova di Neri

ワイン名: Brunello di Montalcino

タイプ:赤

産地:イタリア、トスカーナ

品種:サンジョベーゼ

価格帯:6,000-8,000円

ヴィンテージ:2011

テースティング日:2020年11月7日

コメント: カサノヴァ・ディ・ネリはイタリアトスカーナの生産者。香りはインク、妖艶な華やかさ、ケモノ、樽。アタックの印象は落ち着いていて高貴。しっかりとした上品な果実味に冷涼で芯の通った酸味。スパイス、森林など複雑なニュアンス。これぞブルネッロという感じ。