The Paring Chardonnay

オススメ度:3/5

ワイン名: The Paring Chardonnay (ザ・ペアリング・シャルドネ)

生産者: The Paring (ザ・ペアリング)

産地:アメリカ、サンタバーバラ

品種:シャルドネ

ヴィンテージ:2014

テースティング日:2019年5月28日

コメント:以下にもカルフォルニアという感じで分かりやすい味だが、ほろ苦い感じと果実味が重なる意外と面白いワイン。カルフォルニアワインは経験値が低いのでいまはこんな感じなんだろうか。サンタバーバラがどんなとこかもわからないな

  • 香り:グレープフルーツ、パッションフルーツ、シトラス系
  • 味:アタックはソーヴィニヨンのような少し苦い感じだがすっきり系
  • 展開:酸味と果実味がしっかりしているので骨格は太いが印象が薄い
  • アフター:グレープフルーツジュースを飲んだ後の感じかな

ヴィンテージについて

ヴィンテージは収穫した年となります。ちなみにこの呼び方は英語なのでフランスのワインだとMilesimeとなります。有名なワイン産地であればヴィンテージチャートなるものが存在します。グッドヴィンテージとオフヴィンテージという言葉があり、ワインの本には基本的に以下のような説明が多いです。

・グッドヴィンテージは一般的に力強いため飲み頃まで時間がかかる

・グッドヴィンテージはオフヴィンテージより値段が高い

・オフヴィンテージは飲み頃が速いので、よい生産者を選べばオフヴィンテージのほうが得である

・オフヴィンテージ=おいしくないワインではない

などなど

で、結論からいうと我々のような素人がワインを選ぶときにヴィンテージチャートをみて選ぶべきかというとまず無視です。理由は簡単です。

1.そもそもそのワイン生産者のヴィンテージ違いなど分かるわけがないから意味がない。

イタリアのある素晴らしい発泡性ワイン(シャンパンみたいなやつ)の生産者のContrattoに訪問した際に、毎年収穫にいっておりヴィンテージの違いを完全にわかるおばあちゃんがいました。飲んだだけでその収穫がどのような年だったのかわかる人です。さて、このおばあちゃん、各ヴィンテージのContrattoのワインを何回試飲しているでしょうか?数百回です。つまり何十回も毎年のように試飲を繰り返さないとヴィンテージの違いなど判らない。断言してもいいですが、そのワインのヴィンテージ違いを把握できるのは生産者だけです。

2.ワインの飲み頃など誰も判らない

オフヴィンテージは早めに飲みごろになるというが早めって? 5年?10年? プロでも飲み頃はわからないので気にしても仕方ない。しかもワインの意味不明なところは飲み頃のカーヴは落ちて上がって落ちるからややこしい。つまり20年で最高潮の飲み頃ワインが仮にあたっとします。ですが、こいつは休眠期間があって最初の10年間はどんどんおいしくなるが、その次の5年間はすこしずつおいしくなくなってまた次の5年あがっていくというやつです。こんなの気にしててもしかたないですよね。

3.好みのワインを選ぶのは生産者であってヴィンテージではない

自分の好みに合わないワインを作っている生産者はどのヴィンテージを買っても自分の好みではない。もちろん例外はある。それは同じワイナリーの”名前”で所有者、作り方、作り手が変わる大手のワイナリーだけ。それが顕著にでるのが、ボルドーの有名シャトー。所有者がコロコロ変わるし、金儲けなのか本当にワインが好きで投資するのかなどそのタイミングで違う。あの有名なムートンもオーナーが一度もワイナリーに来ないなどの時期もあった。当然そんな時期のムートンなど美味しいわけがないのです。

4.そもそもヴィンテージチャートが存在しないものが多いのでわからない

単純にボルドーやブルゴーニュワインだけを飲み人なんていない。例えばシチリアのエトナやウンブリアなどのヴィンテージチャートなど、仮にあったとしても誰も見ないし気にしない。それは簡単で例に挙げたような産地はヴィンテージにより値段の上下がないし、イタリア人にとってヴィンテージの違いは個性とおもっているのでその仕分け自体もおかしいから

蛇足
あと誤解がないように記載しますが、醸造技術がまだなかったころ、特にステンレスは1970年代からですので、そのあたりの年代の前のワインは温度コントロールができなかった=発酵は神頼みでした。ちょっと寄り道をすると一定の温度に達しないとワインは発酵(砂糖が酵母にばくばく食われてアルコールになる)しないし、逆に温度が高すぎると華やかな香りとかがなくなっちゃてぼさっとしたワインになっちゃう。

よって、1960、70年代のワインを買うのであれば、ヴィンテージはとっても重要です。ちなみに有名なワイナリーは作っていない年もありますので要チェックしないと、偽物がごろごろしています

コメントについて

  • テースティングのコメントは記憶にとどめる意味があるので表現は正直どうでもいい。自分なりの表現でそのワインの記憶をとどめておくためのもの。大昔は”格付け”みたなものや法的な規制である程度の情報は読み取れたが今や多種多様なワインが存在しており決まりごとは意味がなくなってきている。つまりテーブルワインがXXの特級ワインよりも良いもがあるのであれば、私のような素人はワインは複雑、理解が難しい。その中で自分の好みのワインを探すには生産者やブドウ品種の傾向、生産地などから頼るしかないがどちらにしてもある程度の記憶=書くことは最初のステップとなります。たくさんの本があるが私がコメントを書く場合にはいかの4つ。
    • 香り:よくアロマとかブーケとかいっている。アロマはブドウの香りでブーケは熟成による香り。ただし、好きなワインを見つけるのにそんな区別は素人には不要。感じた香りを残せばよい
    • 味(インパクト):味は最初に感じたものとしての意味。つまりインパクトのあるワイン(濃かったり樽が強かったり)した場合はアタックが強いとか。ここでは香りのニュアンスは表現しない。
    • 展開:ここでは骨格と果実味、酸味を記載している。骨格は人間の体に例えてもいい。マッチョなひともいれば丸い感じの人もいる。男性的、女性的ともいうがなんでもいいので全体の印象を書く。果実味は普通のドライのワインでは甘みに感じることが多い。どちらにしても果実味がなくなっているワインはすでにワインとしての魅力がなく土っぽいものとなる。酸味は重要。酸味がないワインはぼやけたり、ジャムっぽかったりする。飲んでいて疲れるワイン。また同時に熟成のしないワインと考えてもよい
    • アフター:その名の通り飲んだ後の余韻。余韻があればワインの印象が強くなる。ただし余韻がないからといって良くないということではない。夏のバーベキューなどではさっぱりとしたワインがおいしく余韻などいらないから。

Umani Ronchi (ウマニ・ロンキ)

おすすめワイン生産者

Winery:  Umani Ronchi

Region:  Marche/Abruzzo, Italia

Recommendation:

・Casal di Serra Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Superiore (White Wine)

・Prenio Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Riserva (White Wine)

・Vellodoro terre di Chieti Pecorino (White Wine)

・Fonte del Re Lacrima di Morro d’alba (Red Wine)

Comment: 日本で現地と値段がほぼ変わらなく、手に入れやすい、イタリア中部Marche, Abruzzoのコストパフォーマンス抜群の生産者。ヴェルディッキオというイタリア土着品種の名手。実はこの品種は熟成した時に真価を発揮します。ワイナリに行ったときにPlenioというヴェルディッキオの白ワイン1999年が2本ほど乱雑に転がっていたので1本30 ユーロくらいで分けてもらいましたが、この15年経過したワインが素晴らしいこと。白ワインでベストの1つです。ちなみに1つだけ赤ワインを推奨していますが、この赤の品種はLacrima di Morro D’albaというものできれいなバラの香りが特徴で、マルケの隠れた?素晴らしいブドウ品種の1つ。

オススメ度とは

個人的に以下の項目で1から5までの個人的な評価としています。

評価内容
コストと価格のバランス
ワインの価格は作り方にも反映しますが、基本は需要と供給にかなり影響がします。どんなに贅沢なワインを作ったとしても正直3万円以上は需要が多いか投資が入っています。例えば素晴らしいワインの1つにシャトーマルゴーがありますが、投資が入って1本10万ではせいぜい3となります。逆に有名なシャンパンでルイロデレールのクリスタルというワインがあります。これは1本3万程度ですが、星5つに値します。つまりその手間暇と味を考えたら3万円は安いという判断です

1から5の評価について
・1は絶対に買ってはいけないワイン(まともに作っていないか腐っているか)
・2は多少品質は劣るが飲めるワイン
・3は品質は良いが価格が割に合わないワイン
・4は一度は試していただきたいワイン
・5は絶対に飲んでいただきたいワイン

Lucente (ルチェンテ)

  • オススメ度: 4/5
  • ワイン名: Lucente (ルチェンテ)
  • 生産者: Luce Della Vite (ルーチェ・デッラ・ヴィーテ)
  • 産地:イタリア、トスカーナ
  • 品種:メルロー、サンジョベーゼ
  • ヴィンテージ:2015
  • テースティング日:2019年5月18日
  • コメント:見事に2017年5月のトスカーナ訪問の風景にタイムスリップさせてくれた味。ただし初日のみ。2日目のテースティングは知らない風景に以下
    • 香り:ダージリン、スパイシー系なチョコ、ミント
    • 味:アタックは少し重いがさらり
    • 展開:細いが骨格あり。粒子を感じるタンニン。若い?酸味はきっちりとあり果実味が野性的だが上品な印象
    • アフター:のどに酸と果実味が長くタンニンがカムカムと残る

Il Carpino (イル・カルピノ)

おすすめワイン生産者

Winery:  Il Carpino

Region:  Friuli-Venezia Guilia, Italia

Recommendation:

・Selezione Ribolla Gialla Il Carpino (White Wine)

・Selezione Marvasia Il Carpino (White Wine)

・Selezione Pinot Grigio Vis Uvae Il Carpino (White Wine)

・Vigna Runc Bianco Runc Il Carpino (White Wine)

・Selezione Cabernet Sauvignon Il Carpino (Red Wine)

・Rubrum (Red Wine)

Comment:  ベネチアから2時間ほど車で北にいったところにフリウリはあります。フリウリは白ワイン生産地として世界的にも有名なところです。タイプによりますが、赤ワインのような作り方をするものについては、ワイン自体に厚みがすごく肉やエスニック料理にもあいます。この生産者は私の親友で、私の結婚式にも来日してくれました。来日でお会いしたのが3回ほど、私がフリウリにいったのは6回ほどですので、ワインの作り方なども季節ごとでみてきました。

試していただきたいのがフリウリの地品種であるRibolla Gialla。注意事項としては抜栓してから少なくとも3日間は味の変化を楽しんでください。2日目以降にならないとこのワイン(というかCarpinoのワインすべて共通)の真価はわかりません。またメルロー種を使ったRubrumも化け物のようなワインですので、見かけたら絶対買いです。