ワインテースティング#94 ドイツ、フランケン 生産者:シェイファー ワイン名:シュペトレーゼ・トロッケン アルト・レーベンシルヴァーナ ヴィンテージ:2009

Robert Weil Kiedrich Grafenberg Riesling Spatlese 2010 (ロバート・ヴァイル/キードリッヒ・グレーフェンベルク リースリング シュペートレーゼ)

オススメ度:3/5 – good

生産者:Robert Weil

ワイン名:Kiedrich Grafenberg Riesling Spatlese

タイプ:白

産地:ドイツ、ラインガウ

品種:リースリング

価格帯:8,000円〜

ヴィンテージ:2010

テースティング日:2021年1月3日

コメント:世界最高峰の白ワインを生産するドイツ、ラインガウのロバートヴァイル。このワインは甘口のシュペトレーゼだが他のワイナリーではアウスレーゼレベルの糖度を持つ。香りはかりん、蜂蜜、ブランデー、干しぶどう。アタックは濃縮された甘みがあるがキレイな酸が支えており意外とさらっとしており、上品。10年の寝かしているがまだ飲むのは早かったか複雑味がでていなかったのが残念。

Egon Schaffer/ Escherndorfer Lump Alte Reben Silvaner Spätlese Trocken 2009

オススメ度:5/5  –  Great

生産者:Egon Schaffer

ワイン名:Escherndorfer Lump Alte Reben Silvaner Spatlese Trocken

タイプ:白

価格帯:3,000-4,000円

産地:ドイツ、フランケン

品種:シルヴァーナ

ヴィンテージ:2009

テースティング日:2020年9月5日

コメント:エゴン シェーファーはドイツ、フランケンの生産者。素晴らしいワインで個人輸入をしたもの。香りはシルヴァーナ特有のバナナ、メロンの熟したもの、パッションフルーツ。アタックは華やかで蜜の香り、バナナのコク。完璧なバランスと心地よい酸味。

Robert Weil/ Kiedrich Klosterberg Riesling trocken 2011 (ロバート・ヴァイル/キードリッヒ・クロスターベルグ リースリング トロッケン)

オススメ度:5/5

生産者:Robert Weil

ワイン名:Kiedrich Klosterberg Riesling Trocken

タイプ:白

産地:ドイツ、ラインガウ

品種:リースリング

価格帯:7,000-10,000円

ヴィンテージ:2011

テースティング日:2020年4月11日

コメント:世界最高峰の白ワインを生産するドイツ、ラインガウのロバートヴァイル。このワインはロバートヴァイルが持っている3つの単一畑の1つで上級ワイン。香りは熟した黄色い果実味。ミネラル香。アタックは舌先がピリッとするが柔らかい口当たりで樽を使っていないのにバターのようなメイプルのような質感。奇跡のワイン。

Bernhald Huber/Sommerhalde Spätburgunder R 2009 (ベルンハルト・フーバ/ゾンマーハルデ シュペートブルグンダー)

オススメ度:3/5

生産者:Bernhard Huber

ワイン名:Sommerhalde Spätburgunder R

タイプ:赤

産地:ドイツ、バーデン

品種:シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)

価格帯:10,000-15,000円

ヴィンテージ:2009

テースティング日:2012年9月10日

コメント:フーバーはドイツのバーデンの作り手。ピノ・ノワールの傑出したものが多いが正直高騰しすぎで現地に訪れたときも商業っぽい感じになっていた。香りは樽、ラズベリー、濃い緑のハーブや土。アタックは果実味がほのかに甘く、青みがかったプラム。ジューシーで余韻が長い。

Wegler/ Bernkasteler Doctor

オススメ度:5/5

生産者:Wegler

ワイン名:Bernkasteler Doctor

タイプ:白

産地:ドイツ、モーゼル

品種:リースリング

価格帯:3,000-4,000円

ヴィンテージ:2008

テースティング日:2012年5月8日

コメント:Weglerはドイツ、モーゼルの生産者。訪問した中でも最高の造り手の一人。香りは樽、メロン、パッションフルーツ、ネクタリン、グレープフルーツ。全体的にまろやかでミネラル感と酸味が素晴らしい。最高のリースリングの1つ。日本未入荷。

Johannishof(ヨハネスホフ)

Winery: Johannishof

Region: Rheingau, Germany

Recommendation:

  • Johannisberg Kabinett
  • Rudesheimer Losterlay Feinherb
  • TBA (Riesling)

Comment: 何故かラインガウのリースリングは違う。このワイナリでの試飲でもやはりラッキーなことにTBA(世界の甘口ワイン最高峰)が手書きのボトルであったので飲ませてもらった。その複雑さと酸味、醤油やコーヒの香りがしてそれは素晴らしいワインです。2回目の訪問時にはなかった・・・くやしい。

Robert Weil (ロバート・ヴァイル)

Winery: Robert Weil

Region: Rheingau, Germany

Recommendation:

  • Grafenberg (Kabinett Trocken)
  • Kloster Berg (Kabinett Trocken)
  • Turmberg (Kabinett Trocken)
  • TBA

Comment: 偉大なリースリングに勝てるワインはこの世には居ないはず。なのに、うーん。ドイツワインが何故日本に普及しないのか。このような素晴らしく日本食に合うワインを何故忘れているのか不思議です。おそらくいくつかの理由が。①昔入ってきたドイツワインは甘口②輸入すると何故かドイツワインは高くなる(2倍以上)③赤ワインが高級というイメージが拭いきれない。4つめの推薦でTBAとありますが、これはトロッケンベーレンアウスレーゼという甘口ワインです。このロバートバイルTBAを一口飲めばその偉大さに気づくと思います。値段は375MLで7万くらいですが、予約しないと買えません。申し訳ないが、投機で高騰しているマルゴー(10万)を買う余裕があれば間違いなくここのTBAです。私はラッキーなことに試験管に入っているこのTBAが試飲できました。ちなみにTBAといっても生産者によっては単なる甘いワインになりますので少なくとも1万以下のTBAはちゃんと作っていないと思ってください。TBAほどそのコストとクオリティのバランスが良いワインはありません。